水晶山の魅力
◇山の形が鷲に似ている
釈迦が説法をしたというインド仏教の聖地が、
鷲の頭に似た形の山で霊鷲山(りょうじゅせん)
といいますが、水晶山がこれに似ていたところ
から、最上の霊鷲山と仰ぎ山岳仏教の聖地とし
て霊山寺など多くの神社仏閣が置かれ栄えました。
◇水晶山神社のご祭神
大国魂神(おおくにたまのかみ)
(元大和神社)
大物主神(おおものぬしのかみ)
(元水精山神社) のニ神
(昭和28年に合併して水晶山神社となる)
「蔵王大権現}は水晶山頂上の霊岩が
依代(よりしろ)
「十一面観世音菩薩」は御室(おむろ)が
依代(よりしろ)
◇水晶山の全山が石英粗面岩(流紋岩)で形成
その もろい北側が内部崩壊して首曲がり
の山容になったと言われています。
水晶山には石英粗面岩からなる多くの奇岩、
怪岩があります。
雨滴岩(あまだれいわ)、窟(いわや)、
御室(おむろ)、神楽岩(かぐらいわ)、
胎内くぐり岩、天狗岩等があります。
◇水晶山の主な草木
天童市指定天然記念物ハシドイの群落
(山形県の絶滅危惧種ⅠB)
杉、イタヤカエデ、ホオノキ、タムシバ
ウリハダカエデ、アオダモ、オオヤマザクラ
アカマツ、キタゴヨウ(ヒメコマツ)ミズナラ
緑の少年団がつけた樹名札(30数種類60本)から樹木を観察するのも楽しいです。